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巻頭言――と言うと聞こえはいいが、所詮、校長先生の長い話同様、あってもなくてもよいものだろう。 人生に意味があろうとなかろうと、人が生きて死ぬことには何ら変わりない。しかし、人生に意味があるなら、人生に対する心構えは、違ったものになる。それだけのことだ。 全宇宙を含むこの世のすべては、自分抜きにして語ることはできない。では自分とは何か。 自分だけ綺麗でいようとする人は嫌いだ。かつての私はそうだった。もっと泥にまみれないと。 「愛なんて言葉を聞けば聞くほど、全くの嘘っぱちにしか聞こえない。そんなものはどこにも存在しない。」――愛を知らないことには、このような言い方は出来ない。 「本当の愛」「本当の友情」とは何か。愛とか友情とか呼ばれるものが時としてこう呼ばれるのはなぜか。 何もかもを否定してしまう、そんな人と肯定しあいたい。けれどそんな賢い人はめったに口をきいてくれない。 苦しくてもなす術のないこのやりきれなさ。この胸の奥底から沸き上がってくる声にもならぬほど悲痛な叫び。まあ無理するなって。 途方に暮れながら、生きている。 何もかもが恥ずかしい、今生きていることも恥ずかしいんだよ。そんな恰好良く生きたってしょうがないだろう。 すべての悩みは自然に解決するか、解決しないままうやむやになる。そんなに悩んでどうする。過去や現在の自分の立場を認識した上で、一歩踏みだそう。 |